安全の手引き(新入生向け)
名古屋大学サイクリング部(NUCC) 安全係
1、はじめに
新入生のみなさん、NUCCの新歓に参加してくれてありがとうございます。
NUCCの活動では、ロードバイクやクロスバイクといった自転車を使用しますが、これらは簡単にスピードが出せるため、大きな怪我を伴う事故が起きやすいです。
このページには、自分や相手の身を守るためのルールを書いてありますので、活動前に必ず読んでください。
2、車道の左側を1列になって走る
NUCCのランでは、安全上の理由から、3~5人程度の班に分かれて走ります。
走る際は、必ず車道の左側を1列になって走ってください。
右側走行や並列走行は道路交通法違反であり、非常に危険な行為ですから、やめましょう。
また、前の自転車とは1~2m程度の間隔を空けて走ります。 隊列の先頭と最後尾は上級生が担当します。
3、手信号について
集団走行時は1列になっていることもあり、前方の状況が把握しづらくなります。
そのため、先頭の人が後続の人に状況を安全に伝えるため、手信号を用います。
腕から先を使い、ジェスチャーで後ろの人に情報を伝達します。 後続の人は前の人からされたジェスチャーを後ろの人にも行います。 伝言ゲームのように最後尾の人まで情報を伝えます。
ジェスチャーの説明
①②…主に交差点で使う手信号です。左折、右折の合図になります。
③④…主に路上駐車の車や落下物を避ける時に使います。この合図が出されたら前方の障害物に注意して下さい。また、道路の車線が狭くなるときなどにも使われます。
⑤…落下物(アルミ缶、 石など)や、地面に空いた穴、段差があることを示します。この手信号が前から伝わってきた場合には、路面をよく見て走行して下さい。
⑥⑦…主に信号での減速に使われます。大抵の場合、⑦のみが用いられますが、前に遅い車両がいるなどの場合には⑥も使われます。この手信号が出されたら、前方の信号(または車両)をよく見るとともに、前を走っている部員に追突しないよう、適宜ブレーキを使って速度を調節してください。
4、手信号が使えない場合
手信号は片手をハンドルから離して行うため、慣れていないとバランスを崩す恐れがあります。
そのため、自転車になれるまでは手信号ではなく「声」を使います。 先頭の人に言われた内容をそのまま繰り返してください。
この方法は自転車に慣れてからも、雨による視界不良や路面状況が悪く手が離せない場合にも使います。
それ以外の場合でも手信号と併用することで、より確実に情報を伝えられ、事故を防ぐことができます。
事故のない楽しいランにするためにも、積極的に声を出しましょう。
5、ヘルメットとグローブ(軍手)
自転車にるときは必ずヘルメットを着用しましょう。 23年4月からヘルメット着用は「努力義務」となっています。
過去の活動時に起きた事故でも、ヘルメットのおかげで、軽傷で済んだ事例が多々ありますので、自らの命を守るためにも必ず着用してください。
なお、ヘルメットを被らない人はNUCCの活動に参加できませんから、注意してください。
ヘルメットのかぶり方
ヘルメットは前後が同じ高さになるように水平にかぶる(図1)。 前が低すぎると視界が悪くなり、また高すぎると斜めかぶりになり、前頭部の保護にならない(図2)。左右のストラップ(あごひも)を同じ長さにそろえ、前後のストラップをまとめているものの位置を耳のすぐ下にくるように調節する(図3)。
他にも、グローブは転倒時のすりむきを押さえることができますので、積極的に着用しましょう。
新歓時にはヘルメットと軍手(グローブの代用)を貸し出します。NUCCに入る気のある新入生は先に買うのもアリです。
6、最後に
自転車は他の乗り物に比べて、怪我をしやすい乗り物です。
事故をせず、楽しいランにするため、安全上の注意点を守って活動しましょう!